礼拝次第・説教要約

2024年11月17日 第三主日礼拝

前 奏

招 き  イザヤ45:8

賛 美  讃美歌 546「聖なるかな」

主の祈 

交 読  交読詩編100編

賛 美  讃美歌 90「ここもかみの みくになれば」

祈 り 

賛 美    讃美歌 271「いさおなき我を」(Second Tune)

聖 書    ヨハネによる福音書3章1節~21節(「新共同訳」新約167頁)

説 教 「それは大きな誤解です」山下ジョセフ師

祈 り 

賛 美    讃美歌 244「行けどもゆけども」

献   金

賛 美    讃美歌 542「世をこぞりて」

祝 祷 

後 奏

報 告

《今週の聖句》 

人は、新たに生まれなければ、

神の国を見ることはできない。  ― ヨハネ3:3c

2024年11月10日 第二主日礼拝

前 奏

招 き  詩編103:8

賛 美  讃美歌21 85「サント サント サント」

主の祈 

交 読  交読詩編19編

賛 美 讃美歌21 55 「人となりたる神のことば」

祈 り 

賛 美  讃美歌21 419「さあ、共に生きよう」

聖 書  士師記16章28節(「新共同訳」旧約411頁)

説 教 「思い起こして」   丸茂 誠牧師

祈 り 

賛 美     讃美歌21 464「ほめたたえよう」

献    金

賛 美     讃美歌21 28「み栄えあれや」

祝 祷 

後 奏

報 告

《今週の聖句》 

天が地を超えて高いように

慈しみは主を畏れる人を超えて大きい。   ― 詩編103:11

《本日(2024年11月10日)のメッセージ要約》士師記16章28節「思い起こして」

 13章から16章にかけて、士師サムソンにまつわる出来事が記されています。サムソンは怪力の持ち主でありましたが、ペリシテ人の女性デリラに力の秘密を打ち明け、力を失い、ペリシテ人に捕らえられてしまいました。サムソンは神様に祈り、力を尽くして神殿の柱を押したところ、神殿が崩れ、多くのペリシテ人と共に命を落としたのでした。 サムソンの力は、彼がナジル人として神様に捧げられた存在であったことによって、神様から与えられたものでした。力を失ったことは、神様との関係を失ったことを意味しています。デリラからの執拗な問いかけに耐えきれず、それから逃れるために秘密を打ち明け、自分の身を守ろうとしたのでしょう。しかしそれは、神様との関係を大事にすることよりも、自分を優先させたことにほかなりませんでした。その結果、神様との関係を失い、神様からの賜物であった力を失って、捕らわれの身となってしまいました。絶望に立たされた中でサムソンは「わたしを思い起こしてください」と神様に祈りました。神様に心を向け、神様がもう一度自分を覚え、関係を結んで下さることを願う中で力を求め、神様はそれに応えられたのでした。 

 神様は主イエスを通して、すべての人を思い起こしてくださいました。私たちが主イエスを通して神様から与えられている力は、すべての人を生かす力です。自分を生かし、他者をも生かしている神様を覚え、神様を愛し、隣人を愛し、自分を愛して歩むことができる力です。すべての人のことを神様が思い起こしておられることを覚え、祈ります。丸茂 誠

2024年11月3日 第一主日礼拝

前 奏

招 き  哀歌3:25

賛 美  讃美歌 545「父の御神に」

主の祈 

交 読  交読詩編16編

賛 美  讃美歌 399「なやむものよ」

祈 り 

賛 美     讃美歌 273A「わがたましいを」

聖 書     士師記10章11節~16節(「新共同訳」旧約400頁)

説 教   「神様との関わり」   丸茂 誠牧師

祈 り 

賛 美     讃美歌 313「この世のつとめ」

献   金

聖餐式

賛 美     讃美歌 540「みめぐみあふるる」

祝 祷 

後 奏

報 告

《今週の聖句》 

主こそわたしの受ける分とわたしの魂は言い

わたしは主を待ち望む。          ― 哀歌3:24

《本日(2024年11月3日)のメッセージ要約》士師記10章11~16節「神様との関わり」

 イスラエルの人々は、他民族の神々に心を向けてしまい、神様は怒りをもって、ペリシテ人とアンモン人を差し向けられました。18年の間、苦境に立たされた人々は、神様に助けを求めて叫びました。人々の罪の告白に対して、神様は一度人々を突き放されましたが、人々が神様との約束に生きることを、言葉と行いによって示したことにより、神様はそれに応えられました。神様は人々がどれだけご自分のもとから離れ去っても、人々が心から悔い改めるなら、その姿を見て、耐えられなくなります。神様はご自分の民の痛み、苦しみを知っておられ、心に留めておられたのでした。それに応える形で、次の11章からの箇所には、エフタやサムソンといった士師の活躍について記されています。

 私たちは繰り返し過ちを犯し、どれだけ神様の恵みを受けていても、その回数がいくら多くても、高慢や頑なな態度が現われてきます。神の国と神の義をまず求めるのではなく、自分を満足させること、自分で自分の居場所を守ることへと向かってしまいます。そのただ中に神様は主イエスを遣わされ、尽きることのない憐れみを示してくださいました。神様はイスラエルの人々だけを神様の民として救っておられるのではなく、すべての人を神様の民として救ってくださる、このことが明らかにされたのです。神様のことを知らなくても、あるいは、神様を知りながらも神様に背中を向け、神様からどれだけ遠ざかっていても、神様は救いの御手を伸ばしてくださり、どこにおいても、誰においても、救ってくださって、神様のもとに立ち帰ることができることを知らせ、神様と共に生きている希望と安心を与えてくださいました。そのことが主イエスを通して実現したのでした。  丸茂 誠

2024年10月27日 第四主日礼拝

前 奏

招 き  ナホム1:7

賛 美     讃美歌 546「聖なるかな」

主の祈

交 読     交読詩編126編

賛 美     讃美歌 12「めぐみゆたけき主を」

祈 り

賛 美     讃美歌 267「神はわがやぐら」

聖 書     士師記4章1節~5節(「新共同訳」旧約385頁)

説 教    「弱さの中でこそ」   丸茂 誠牧師

祈 り 

賛 美     讃美歌 270「信仰こそ旅路を」

献 金

賛 美     讃美歌 539「あめつちこぞりて」

祝 祷 

後 奏

報 告

《今週の聖句》 

すると主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」と言われました。

    ― Ⅱコリント12:9a

《本日(2024年10月27日)のメッセージ要約》士師記4章1~5節「弱さの中でこそ」

 「士師」とは「人々を裁く者」のことで、イスラエルを導く指導者の役割を果たしました。ヨシュアが召されたあとの歩みについて記しているのが士師記です。士師が立てられた事情は、人々が神様を忘れ、異教の神々を信仰し、神様が怒りをもって他民族を侵攻させたことにより、苦境に陥ったためでありました。神様によってもたらされた苦難でありましたが、しかし、その神様から士師が遣わされ、神様は憐れみの御心を示しました。士師がいる間、人々は神様に心を向けることができましたが、士師が召されると、人々はまた他の神々に心を向けてしまいました。繰り返し、神様から遠ざかってしまう罪の結果、神様は繰り返し、怒りと憐れみをもって、人々と向き合われました。その都度、人々との関係を回復しようと士師を立て、神様は御心を示されたのでした。

 士師記4章5章にはデボラという女性の士師が活躍したことが記されています。デボラはバラクという人に神様の御言葉を告げ、カナンの軍勢と対峙することを促し、戦いの結果、イスラエルは勝利しました。 

 神様は怒りによってではなく、また戦いによってでもなく、神様ご自身が弱さや痛みを引き受けられて、すべての人に慈しみを与えてくださいました。それは、独り子イエスを通して表されました。救い主が与えられてもなお、人は救い主を拒み、自分の納得できることを求め、救い主を十字架につけてしまうほどの罪を犯しました。それに対して神様は怒りや力をもって対処されたのではなく、慈しみと憐れみをもって、人間という存在を心に留められました。主イエスもまた神の国と神の義をまず求め、神様の御心に自らを委ねられ、十字架と復活を遂げられました。神様はその力を弱さの中でこそ発揮されました。神様が主イエスを通して弱さを担い、弱さの中でこそ強い希望を与え、示してくださったことを私たちは知らされています。神様の慈しみを求め、祈りましょう。   丸茂 誠

2024年10月20日 第三主日礼拝

前 奏

招 き  イザヤ60:1~2

賛 美   讃美歌 544「あまつみたみも」

主の祈

交 読  交読詩編43編

賛 美  讃美歌 67「よろずのもの」

祈 り 

賛 美  讃美歌 332「主はいのちを」

聖 書    ヨシュア記22章1節~6節(「新共同訳」旧約373頁)

説 教   「神様の栄光を映し出して」   丸茂 誠牧師

祈 り 

賛 美     讃美歌 352「あめなるよろこび」

献    金

賛 美     讃美歌 540「みめぐみあふるる」

祝 祷 

後 奏

報 告

《今週の聖句》 

人を義としてくださるのは神なのです。― ローマ8:33b

《本日(2024年10月20日)のメッセージ要約》ヨシュア記22章1~6節「神様の栄光を映し出して」 

 ヨシュアは神様の言葉に従ってイスラエルの人々をカナンの土地に導き、土地を各部族に分け与え、大切な務めを果たしましたが、神様の言葉を取り次ぐ者としての役割や働きを通して、突出してその権威を振りかざすというようなことはありませんでした。22章には、祭司ピネハスという人物が登場して、問題の解決が図られたことが記されています。役割や権限を分割して、人々を導く働きを行っていたようです。その中で、土台となっていたのは、人々を導く最高の権威を持っているのは神様でありました。神様の権威はモーセを通して与えられた律法を通して人々に明らかにされ、そのもとでイスラエルは歩みました。そのことが今日与えられた聖書箇所の5節に示されています。「ただ主の僕モーセが命じた戒めと教えを忠実に守り、あなたたちの神、主を愛し、その道に歩み、その戒めを守って主を固く信頼し、心を尽くし、魂を尽くして、主に仕えなさい。」最高の権限は神様の言葉である、神様が私に言葉を与えてくださった、このことのもとで神様に信頼し、御言葉に生きていくことで永遠の安息を得ることができる、神様からの祝福を受けて、人々は生きたのでした。

 私たちには主イエスを通して神様が共にいてくださることが明らかにされました。神様はすべての人のために、ご自身の言葉を主イエスの命に示し、主イエスの十字架と復活によって、神様の御心が表されました。神様が私たちを慈しみ、主が共にいてくださることを知らされ、私たちは心を尽くし、魂を尽くして、神様からの祝福を受け取ることができます。神様にすべてを委ねることで永遠の安息を得ることができます。この信仰の歩みが与えられています。   丸茂 誠

2024年10月13日 第二主日礼拝

前 奏

招 き  民数記6:24~26

賛 美  讃美歌21 25「父・子・聖霊に」

主の祈 

交 読  交読詩編67編

賛 美  讃美歌21 404「あまつましみず」

祈 り

賛 美  讃美歌21 289「みどりもふかき」

聖 書  ヨシュア記16章1節~3節(「新共同訳」旧約364頁)

説 教 「祝福のしるし」 丸茂 誠牧師

祈 り 

賛 美    讃美歌21 351「聖なる聖なる」

献   金

賛 美     讃美歌21 28「み栄えあれや」

祝 祷 

後 奏

報 告

《今週の聖句》 

神は真実な方です。この神によって、あなたがたは神の子、

わたしたちの主イエス・キリストとの交わりに招き入れられたのです。― Ⅰコリント1:9

《本日(2024年10月13日)のメッセージ要約》ヨシュア記16章1~3節「祝福のしるし」 

   ヨシュア記は15章から相続地の割り当てについて記され、16章17章にはヨセフの子孫たちに割り当てられた土地のことが語られています。ヨセフの子孫たちが受けた土地は広大で、カナンの地の中央部にあたり、最良の場所でありました。子孫たちが大きな祝福を受けたのはヨセフのゆえでありました。ヨセフは神様に対して真実をもって、その生涯を送ったので、ヨセフへの祝福はヨセフのみならず、その子孫たちにも、もたらされることになったのです。ヨセフの子孫が神様からの祝福を受けたことを知らされる時、私たちは主イエスを通して神様からの祝福を受けていることを思い起こします。神様は御子イエスを人間としてこの世に誕生させてくださったことを通して、すべての人をご自身の子どもとして受けとめ、大切にしてくださっていることを明らかにしてくださいました。一人一人が神様の子どもであることを受け取り、祝福のしるしとなって、神様の祝福が一人一人に伝わって、今、私たちの歩みへとつながっています。ヨセフの子孫が神様からの祝福を受けたように、私たちは主イエスを通して神様からの祝福を受け、その祝福は今もなお、私たちに与えられています。私たちの一人一人が祝福のしるしとなって、神様からの祝福を証しする者とされています。神様は、主イエスを通して、一人一人の存在を受けとめていてくださり、共にいてくださることを知らせてくださいました。主イエスによって知らされた神様からの祝福は、これまでも今もこれからも、祝福を受け取った一人一人によって受け継がれ、伝えられていくのです。   丸茂 誠

2024年10月6日 第一主日礼拝

前 奏

招 き  創世記12:2

賛 美  讃美歌 545「父の御神に」

主の祈 

交 読  交読詩編117編

賛 美  讃美歌 508「主よ,日に日に」

祈 り 

賛 美    讃美歌 262「十字架のもとぞ」

聖 書    ヨシュア記10章12節~15節(「新共同訳」旧約354頁)

説 教 「神様の行い」   丸茂 誠牧師

祈 り 

賛 美   讃美歌 191「いともとうとき」

献   金

聖餐式

賛 美   讃美歌 542「世をこぞりて」

祝 祷 

後 奏

報 告

《今週の聖句》 

百人隊長がイエスの方を向いて、そばに立っていた。

そして、イエスがこのように息を引き取られたのを見て、「本当に、この人は神の子だった」と言った。― マルコ15:39

《本日(2024年10月6日)のメッセージ要約》ヨシュア記10章12~15節「神様の行い」

    カナンには諸地域において、それぞれの民族、共同体が存在していました。カナンの王たちは一致して、イスラエルと戦おうとしました。その中でギブオンは神様を恐れ、イスラエルと盟約を交わしました。アモリ人の王たちはこの知らせを聞き、裏切ったギブオンに対し、全軍を率いて、攻め上りました。イスラエルはこれを迎え撃って、アモリ人の軍は敗走し、神様もまた天から雹を降らせ、敗走するアモリ人たちを撃たれました。アモリ人の王たちは、洞穴に逃げ込み、ヨシュアたちイスラエルの人々は、王たちを捕らえ、命を奪いました。王たちの遺体は木に架けられたあと、洞穴に投げ込まれ、穴は大きな石で蓋をされたのでした。

   この事柄から私たちは主イエスの姿を思い起こします。イスラエルの人々によってアモリ人の王たちが命を奪われ、神様に呪われた者として木にかけられたように、主イエスもまたユダヤ人によって捕らえられ、同じような仕打ちを受け、最後にはローマ人の手によって十字架につけられ、罪人の一人として息を引き取り、遺体は墓に納められました。私たちが他者の命や財産を奪うことによって、自分の存在を確保するのではなく、神様は、神様が御子の命を奪うことによって、私たちに居場所を与えてくださいました。神様ご自身が苦しみを引き受けてくださることを通して、私たちの存在を慈しみ、一人一人と共にいてくださる、その御心を表すために御子イエスは十字架にかかられました。主イエスがただ一度、十字架にかかり、神様がその命を引き取ってくださったことで、すべての人の命を心に留めておられる神様の御心を知らされました。そしてまた、神様は主イエスを復活させられました。真っ暗な穴の蓋であった大きな石が取り除かれ、光が差し込み、新しい命が示されました。命は神様のもとにあり、たとえ絶望を感じても、神様によって新しい命に生かされる、このことが主イエスの復活によって示されたのでした。  丸茂 誠

2024年9月29日 第五主日礼拝

前 奏

招 き  哀歌3:22

賛 美    讃美歌 546「聖なるかな」

主の祈

交 読  交読詩編130編

賛 美  讃美歌 79「ほめたたえよ」

祈 り 

賛 美     讃美歌 344「とらえたまえ わが身を」

聖 書     ヨシュア記4章19節~24節(「新共同訳」旧約345頁)

説 教  「神様を知る」   丸茂 誠牧師

祈 り 

賛 美     讃美歌 338「主よ,おわりまで」

献   金

賛 美     讃美歌 540「みめぐみあふるる」

祝 祷 

後 奏

報 告

《今週の聖句》 

永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、

あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです。    ― ヨハネ17:3

《本日(2024年9月29日)のメッセージ要約》ヨシュア記4章19~24節「神様を知る」

   エジプトで奴隷とされていたイスラエルの人々はモーセを通して神様の導きを受け、エジプトから脱出し、40年の荒れ野の旅を経て、ヨルダン川を渡ってカナンの地へと入っていきました。モーセが召されたのち、その後継者ヨシュアに率いられて、人々はヨルダン川を渡っていきました。その時、川は春の時期で、水が満ち、滔々と流れている状態でした。その川を渡るなどということは考えられず、不可能としか思えないことでした。しかし、神様の導きにより、道が示され、人々は約束の地へと足を踏み入れていくことができました。イスラエルの人々は、神様による恵みを記念しました。4章には、川を渡った時に、十二の部族それぞれの代表が川床から石を一つずつ拾って、宿営した場所に立て、恵みの出来事を記念する場としたことが語られています。記念することについて、それは神様の導きを子どもたちに伝えるためであり、また、すべての人が神様の力を知り、神様をほめたたるためであると説明されています。神様が共にいて下さり、道がないところに道を開き導いて下さった、この恵みの出来事を覚え、人々は神様の示された地へと歩みを進めていきました。

   「イエスは言われた。『わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。あなたがたがわたしを知っているなら、わたしの父をも知ることになる。今から、あなたがたは父を知る。いや、既に父を見ている。』」(ヨハネ14章6節7節)すべての人のために神様は御子イエスを私たちのもとに遣わしてくださり、神様を知ることのできる恵みを与えてくださいました。主イエスこそが道であり、真理であり、命であることを私たちは記念し、日々、神様を知り、歩みます。困難の中でも、神様が導く道、神様が示す真理、神様と共にある命に生きていることを思い起こす時、平安と希望をもって歩み出すことができます。     丸茂 誠